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肌タイツ・衣装の洗濯

肌タイツや衣装の洗濯方法と素材別の注意点。

執筆: Reflex

肌タイツは直接汗を吸う消耗品です。使ったら毎回洗うが大原則。放置すると匂い・黄ばみ・生地劣化が一気に進みます。

肌タイツの主流素材(ポリウレタン混の伸縮生地)は、水着やレオタードと同じ扱いと考えてください。

  1. 早めに洗う: 汗を含んだまま袋に入れて放置しない。遠征先で洗えない場合も、袋から出して乾かしておく
  2. 手洗いが基本: 30℃以下のぬるま湯+おしゃれ着用中性洗剤で、押し洗い。もみ洗い・ねじり絞りはしない
  3. 洗濯機を使う場合: 洗濯ネットに入れ、おしゃれ着コース(ドライコース)+中性洗剤で。ファスナーは閉じ、他の衣類のマジックテープ等と一緒にしない
  4. すすぎは十分に: 洗剤残りは肌荒れと生地劣化のもと
  5. 脱水は短く: タオルに挟んで水気を取るか、洗濯機なら数十秒程度の短時間で

選ぶ基準は液性が中性で、蛍光増白剤(蛍光剤)が入っていないことです。蛍光増白剤は白い衣類をより白く見せるための成分で、淡い肌色の生地に使うと色味が変わったりムラになったりすることがあります。ふだんの衣類用洗剤は弱アルカリ性・蛍光増白剤入りのものが多いため、肌タイツには向きません。

条件を満たす定番は、ドラッグストアやスーパーで手に入る次の2つです。

アクロン ナチュラルソープの香り 本体450ml のボトル

おしゃれ着用洗剤

アクロン おしゃれぎ用洗剤 ナチュラルソープの香り 本体 450ml

ライオンのおしゃれ着用中性洗剤です。蛍光剤無配合をうたっており、生成りや淡い色の衣類に使えます。

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エマール リフレッシュグリーンの香り 本体500ml のボトル

おしゃれ着用洗剤

エマール 洗濯洗剤 リフレッシュグリーンの香り 本体 500ml

花王のおしゃれ着用中性洗剤です。こちらも中性・蛍光増白剤無配合で、ニットなどの伸び・型崩れを防ぐ設計。香りの系統が違うだけなので、アクロンとは好みで選んで構いません。

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  • 伸縮生地(ポリウレタン混): 熱に弱いのが最大の弱点です。乾燥機・アイロン・高温のお湯はNG。ポリウレタンは熱と塩素で急速に劣化します
  • 塩素系漂白剤はNG: 黄ばみが気になっても塩素系は使わない。使うなら酸素系漂白剤を、目立たない部分で試してから
  • プリント・塗装入りの生地(ボディペイント風の柄など): 裏返して洗い、擦らない
  • シリコンバスト・パッド類: 洗えるものは中性洗剤で優しく手洗い。スポンジ製パッドは押し洗いして、内部までしっかり乾燥させます
  • 衣装: コスプレ衣装の洗濯表示に従います。装飾が多いものは部分洗い・陰干しで。濃い色の衣装ははじめて着用する前に手洗いして色落ちの有無を確認しておくと、着用中の肌タイツへの色移りを防げます

柔軟剤は生地の吸水性に影響することがあるため、使うなら少量に。汗の匂いが取れないときは、酸素系漂白剤のぬるま湯浸け置き(生地の表示を確認の上)が定番です。

肌タイツでいちばん早く汚れが目立つのは指先です。床や手すり、荷物に触れるたびに汚れが移り、洗っても落としきれなかった分が黒ずみとして残っていきます。膝・肘・足裏も同じ理由で汚れやすい場所です。

黒ずみは全体を強く洗っても落ちません。部分汚れは部分汚れとして、汚れた場所に直接洗剤を当てて落とします。手軽なのは部分洗い用の固形石けんです。

ブルースティック(横須賀)の固形石けん

部分汚れ落とし用

ブルースティック(横須賀) 単品 1個

横須賀刑務支所で作られている部分汚れ専用の固形石けんです。汚れた部分を濡らしてスティックを直接すり込み、もみ洗いしてからすすぎます。成分は脂肪酸ナトリウム・ケイ酸塩などで、蛍光増白剤は含まれていません。

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黒ずみは付いてすぐなら通常の洗濯でも落ちます。溜め込むほど落ちにくくなるので、気づいた回に処理してしまうのが結局いちばん楽です。

干すときは陰干し一択です。直射日光は黄変・色あせの原因になります。形を整えれば、ハンガーに掛けて干して大丈夫です。

収納は完全に乾いてから。生乾きのまましまうのは、カビと匂いへの最短ルートです。引き出しやケースにゆったり畳んで収納し、圧縮袋での長期保管は生地のクセ・劣化につながるため避けましょう(保管と運搬)。

肌タイツの生地はストッキングと同じく引っかけに弱く、一度糸を引いてしまうと元には戻せません。

いちばんの大敵はマジックテープです。衣装の留め具などのフック面が触れると、生地が毛羽立ったり伝線したりします。タイツに触れそうな位置のマジックテープは着装の順番を工夫して接触させない、洗濯もマジックテープ付きの衣類と分ける、を徹底しましょう。

着脱時は爪を短く整え、ささくれがあるときは絆創膏を。薄手の手袋(コスプレ用・ナイロン手袋など)を着けて扱うのも有効です。指輪・腕時計・ブレスレットの類も、着脱前に外しておきます。また、ざらついた床やベンチとの摩擦は生地が痩せる原因になるので、屋外では敷物を使うなど、擦れを減らす意識でいると長持ちします。

肌タイツは消耗品です。伸びて戻らなくなった(ポリウレタンの寿命で、しわ・たるみが写真に写るようになります)、生地が薄く透けてきた(破れる前兆です)、首まわりや脇の黄ばみ・色ムラが落ちない——このあたりのサインが出たら、買い替えや作り直しを検討しましょう。縫い目のほつれや小さな穴は、早めに補修すれば延命できますが、広がってからでは手遅れです。

よく着るタイツは消耗を前提に、同じ仕様で再注文できるよう採寸データや注文記録を残しておくと安心です。