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体型補正・パッド

キャラクターの体型に近づけるための補正の基礎。

執筆: Reflex

マスクを被っただけでは、首から下は「自分の体型のまま」です。アニメキャラクターの体型(細い腰、丸いヒップライン、なで肩など)と人間の体型には差があるため、パッドで足し、動きやすい範囲で整えることでキャラクターのシルエットに近づけます。

補正の考え方は「痩せて見せる」ことではなく、凹凸をコントロールしてアニメ的な曲線を作ることです。体格に関わらず、補正次第でシルエットは大きく改善します。とくにマスクは頭が大きいため、肩まわりが華奢に見えるバランスを作ると頭身が整って見えます。

部位内容
ヒップパッド腰から太ももにかけての曲線を作る定番パッド。女性キャラのシルエットの要
バスト(偽乳)シリコンやウレタン製のバストフォーム。詳しくは後述の偽乳(フェイクバスト)を参照
肩・二の腕まわり肩幅をなだらかに見せるための薄いパッド。骨格の印象を和らげる
ウエスト補正コルセットやシェイプウェアで腰のくびれを作る(締めすぎは呼吸に響くため注意)
ふくらはぎ・太もも脚のラインを整える補助的なパッド

これらは素肌と肌タイツの間に着け(必要に応じてスパッツ等のインナーの上から)、肌タイツで上から覆って輪郭をなじませます。バストは肌タイツの胸ポケットに入れて固定するのが定番です(後述)。

胸の補正に使うバストフォームは、通称偽乳(フェイクバスト)と呼ばれます。コスプレ・女装用品として市販されており、素材によって特徴が大きく異なります。

素材特徴
シリコン製重さと揺れがリアルで、谷間や鎖骨まわりの造形もきれい。反面、重く(大きいサイズは1kgを超えることも)、熱がこもりやすい
ウレタン・スポンジ製軽くて肩や腰への負担が少なく、洗えるものが多い。質感は簡素だが、肌タイツや衣装越しならほとんど分からない。長時間の活動向き

サイズは自分の体格ではなくキャラクターと衣装に合わせて選びます。盛りすぎると頭身バランスが崩れたりキャラのイメージから離れたりするため、衣装を着てシルエットを確認しながら決めるのが確実です。重さも活動時間に直結するので、迷ったら軽いほうを選びましょう。

  • 肌タイツの胸ポケットに入れる: 位置がずれず着脱も楽な、着ぐるみでの定番の方法(肌タイツの胸ポケット参照)
  • ブラで固定する: 手持ちの偽乳をそのまま使える。偽乳のサイズに合ったフルカップのブラを選ぶのがコツ
  • 粘着タイプ: 素肌に直接貼り、その上から肌タイツを着る。位置は安定するが、着ぐるみは大量に汗をかくため粘着力が落ちやすい点には注意
  • 市販品: コスプレ・女装用品として、ヒップパッド・シリコンバスト・シェイプウェアが市販されています。まずは市販品から始めるのが手軽です。着ぐるみ用品を扱う工房・ショップが専用品(タイツとバストのセットなど)を出していることもあります
  • 自作: ウレタンスポンジや綿を切り出して、自分の体型とキャラに合わせたパッドを作る人も多くいます。市販品では合わない部分(肩まわりなど)は自作の出番です
  • 工房オプション: 肌タイツにパッドを内蔵した仕様で作ってくれる工房もあります。発注時に相談してみましょう

最初から完璧を目指す必要はありません。写真を撮って、シルエットを見て、足し引きを調整する。この繰り返しで自分の「正解」が見つかります。

  • 可動と安全を優先する: パッドを盛りすぎると腕が下ろせない・座れない・視界の死角が増えるなど、活動に支障が出ます。歩行・階段・着席が安全にできる範囲に留めましょう
  • 熱がこもる: パッドは断熱材でもあります。夏場は補正を軽めにする判断も必要です
  • 汗対策: スポンジ製パッドは汗を吸います。洗えるものは定期的に洗い、乾燥させてから保管を(肌タイツ・衣装の洗濯)
  • 衣装のサイズに反映する: パッド込みの体型は生身よりひと回り大きくなります。衣装はパッド着用状態の寸法で選び、採寸指示がある場合はどの状態で測るか工房に確認しましょう(身体の採寸)