コンテンツにスキップ

ウィッグの基礎

マスクと一体で作られるウィッグの基礎知識とお手入れ。

執筆: Reflex

ウィッグはマスクとセットで作られる

Section titled “ウィッグはマスクとセットで作られる”

着ぐるみのウィッグ(髪)は、マスクと一体型になっているか、マスクと一緒に工房で作られるものです。マスクとは別に自分で用意することはできず、コスプレ用ウィッグの流用もできません

  • マスクは人間の頭よりはるかに大きく、人間用に作られたコスプレ用ウィッグではサイズも毛量も足りません
  • 髪型はマスクの造形・塗装と合わせてデザインされ、開口部(分割線)の開閉と干渉しないように取り付けられます
  • 髪型が崩れないよう、毛束はのりでかなり固く固められて造形されています。ふわっと見えても、実際は「髪の形をした造形物」に近いものです
  • 「顔」と「髪」が一体でデザインされてこそ、キャラクターの再現度が成立します

つまり髪型・髪色はマスク発注時に工房へ指定するもので、費用もマスクの価格に含まれる(またはオプション扱いになる)のが基本です(費用の目安と予算計画)。

  • 髪色: キャラクターの色味に加え、屋内・屋外の照明で見え方が変わる点も踏まえて相談を
  • 髪型の特徴: 前髪の流し方、ハネ・アホ毛、ツインテールなどの結び方。資料は多めに用意しましょう(マスクの発注)
  • 前髪と視界の関係: 前髪や横髪がのぞき穴(まつげ・眉毛部分)に深くかかる髪型は、外からの見た目だけでなく着用者の視界にも影響します。再現度と視界のバランスは工房と相談しましょう(マスクの構造と種類)
  • ブラッシング: 絡まりは毛先から優しくほぐします。ブラシはタングルティーザーのような、絡まった毛をほぐしやすいタイプがおすすめです。マスク本体をしっかり支えながら、引っ張りすぎないこと。のりで固められた毛束にはブラシをかけず、流れている部分だけを整えます
  • のり固めのほつれ: 長期使用でのりが劣化してくると、固めてあった毛束がだんだんほつれて広がってきます。軽いうちはスタイリング剤で押さえられますが、進んできたら工房での再スタイリングなどのメンテナンスを検討しましょう
  • 型崩れ・ほこり防止: 保管時は不織布カバーなどでほこりを防ぎます(保管と運搬)
  • 静電気・広がり: ウィッグ用の静電気防止スプレーで整えられます。塗装面にかからないよう注意
  • ヘアアイロン: うねり・寝ぐせのような毛の乱れを整えるのに、ヘアアイロンがあると便利です。ただし温度には十分注意してください。ファイバーの耐熱温度を超えると縮れて元に戻りません。低めの温度に設定し、目立たない毛先で試してから使いましょう。アイロンをシェル(塗装面)に触れさせないことも重要です
  • 汚れ・大きな傷み: ウィッグだけ外して洗える構造ではないことが多いため、自己判断で分解・洗浄せず、工房に相談するのが安全です

髪型を変えたい・傷んだときは

Section titled “髪型を変えたい・傷んだときは”

スタイリングの大幅な変更、毛のへたり・退色などの修繕は、塗装と同じく工房の領分です。制作元の工房に相談しましょう(修理・リペイントの頼み方)。